アイデンティティという言葉の意味を学校で教わった時
やけに長く説明じみていたように覚えている
おそらく、アイデンティティに該当する日本語がなかったのだろう
それはいいとして
「あなたのアイデンティティは何ですか。」
確かに困る質問かもしれない。
たとえ話で、俺が違う世界に飛ばされて、わけ分からん連中に捕らえられたとしよう。
そこで尋ねられる
「お前は誰だ?」
仕方ないので名前を言って自己紹介をする。さらに尋ねられる。
「それで、お前は何だ?」
俺は困った‥‥‥どう答えたものか‥‥‥そして考え出した返事は
「俺は俺だよ」
結局は、あいつはこうゆう顔だ、性格だ、といった他人の認知でしか
自分を証明できないのではないだろうか
高校デビューというのも、中学から高校にあがり
自分を知っている人間がほとんどいない中で、
自分を他人に新たに認知させる時期だからこそ成せるものだ。
話をお題に戻して「あなたのアイデンティティは何ですか。」
俺のアイデンティティーは「他人の前で演じている自分」なのかもしれない